万年筆が好きで普段から愛用しています。
そう話すと、「使ってみたいけどよくわからなくて……」と相談されることも。
万年筆って、高級そうだったり扱いが難しそうだったり、といったイメージを持っている方も多いですよね。
でも、実は初心者にも優しいものもたくさんあるんです!
これから使い始めたい方に、ぴったりの万年筆も存在します。
今回は、そんな3本をご紹介。ぜひここから、万年筆の世界へ足を踏み入れてみてください。
初心者が万年筆を選ぶときのポイント
まずは、これからはじめて万年筆を使うぞ! というときに押さえておくべきポイントを3つ挙げます。
絶対ではありませんが、これらに気をつけると失敗はぐんと減りますよ。
価格は3000円以内
万年筆の値段はピンからキリまで幅広いです。
「はじめて使ってみる」というときは、安い価格帯から試してみることを強くおすすめします。
安いと万年筆の魅力を感じられないんじゃないか? と心配されるかもしれませんが、大丈夫。
今回紹介する3本は、3000円以内で買えるのにクオリティはピカイチなものばかりです。
ぜひ、手頃な1本から入門してみてください。
ペン先は細字(F)
万年筆のペン先の太さは、さまざまあります。
その中でも、最初の1本におすすめなのは「細字(F)」。
太すぎず細すぎず、ちょうど良いと個人的に感じています。
これより細い「極細字(EF)」も存在しますが、細すぎると万年筆らしいインクの濃淡が感じにくい。
逆にこれより太いと、使える場面が限定されてしまいます。
まずは細字から試してみて、徐々に自分に合う太さを探してみるのが近道だと思います。
カートリッジ式
万年筆には、主に2種類のインクの使い方があります。
- カートリッジ式
- コンバーター式
最初は、手軽なカートリッジ式がおすすめ。
カートリッジは、ボールペンで言うと替え芯のようなもの。万年筆に挿すだけで手軽にインクを使うことができます。
一方、コンバーター式は瓶からインクを吸入するもの。少し手間がかかるため、こちらは万年筆に少し慣れてから挑戦することをおすすめします。
入門におすすめの万年筆3選

これらの初心者が押さえておくべきポイントを満たした、最初の1本におすすめの万年筆を紹介します。
それが、以下の3つ。
- プラチナ万年筆 プレピー
- パイロット kakuno
- LAMY safari
それぞれ強みがあるので、どんな万年筆なのかをより詳しく見ていきましょう。
プラチナ万年筆 プレピー

プラチナ万年筆のプレピーは、安価なのに高品質です。
スペック
- ペン先:ステンレス
- インク:カートリッジ/コンバーター両対応
価格
- 約600円
特徴
とにかく安い万年筆。1000円出してお釣りが返ってくる万年筆が存在するんだ! と、初めて知ったときは驚きました。
安価と侮ることなかれ。品質も高いのがプレピーのすごいところです。すらすらと書きやすく、万年筆で書く喜びを充分に感じられます。
また、インクの乾燥を防ぐ「スリップシール機構」という仕組みが採用されているのが特徴。しばらく放置してしまってもインクが固まらないという、すごい万年筆なんです。
まさに安さと使いやすさを兼ね備えた1本。
プレピーについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

パイロット kakuno

パイロットのカクノは、初心者にぴったりな万年筆。
スペック
- ペン先:ステンレス
- インク:カートリッジ/コンバーター対応
価格
- 約1000円
特徴
初心者向けに開発されたkakunoは、子供から大人まで幅広く楽しめるように作られています。
ペン先(ニブ)にはかわいい顔があしらわれています。これは、書くときに常にこちらが上を向くようにという正しい使い方をわかりやすくするための工夫。
ラーバリエーションも豊富で、好きなキャップの色を選べます。クリアボディのものも人気。
六角形になっているため、机の上で転がりにくい設計。グリップ部はゆるやかな三角形になっており、自然に正しい持ち方ができるようになっています。
コンセプトが「万年筆初心者向け」なので、導入の1本としてとても良いです。
LAMY safari

LAMY safariは人気の高い定番の1本。
スペック
- ペン先:スチール
- インク:カートリッジ/コンバーター対応
価格
- 約3000円
特徴
ドイツ製のLAMY safariは、デザイン性と実用性を兼ね備えた人気の万年筆。有名なので、目にしたことがある方も多いかもしれません。
ボディはいくつか種類があり、光沢またはマット仕上げ。すべてのモデルについているメタルクリップがデザインの特徴で、無骨でラフな印象を与えています。
インク窓がついていて、残量を確認できるようにもなっています。
グリップ部は持ちやすいように三角形をしています。持ち方をサポートしてくれるので、長時間の筆記も快適。
注意点として、海外製のためペン先が太めです。同じ細字でも先2つと比べるとかなり太い線が引けます。
そのため、こちらに関しては最初の1本でも「極細字(EF)」を選択するのが良いかもしれません。わたしも、普段使いとしては極細字を使用します。
最初の1本の選び方
それぞれの特徴を踏まえて、万年筆をはじめて使うときの最初の1本の選び方をまとめます。

安さを重視するならプレピー。
今回紹介した3本のうち、価格が最も安いのがプレピーです。
とにかく「お試し」の気持ちが強いならば、プレピーを選べば大丈夫。使い続けられなかった、万年筆は自分の使い方に合わなかったなど、失敗しても痛くありません。
品質も充分なので、とりあえず使ってみたいならばぜひこちらを。

定番を重視するならkakuno。
最初の1本として定番を選びたいならば、kakunoを。
初心者をターゲットに作られているため、入門として必要な要素はすべて揃っています。
また、全年齢を対象に作られているため、お子さんへのプレゼントにする場合もkakunoが最適です。

デザインを重視するならsafari。
見た目が好みならば、LAMY safariを使ってみてください。
今回紹介した中では最も高価ですが、デザイン性に優れています。所有欲を満たしてくれるおしゃれな外観が魅力的。
わたしも使っていて1番心が踊るのはLAMY safariです。とにかくときめくものをお求めなら、こちらがおすすめ。
おわりに
入門の敷居が高そうな万年筆の世界ですが、こんな感じで初心者向けのものも意外と揃っているんです。
高いお金を出さなくても、万年筆は充分楽しむことができます。
どこから入るかはあなた次第。お望みにあった1本から、まずははじめてみてください。


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