1冊だけノートを持ち運んでいいよと言われたら、わたしは「測量野帳」を選びます。
見た目はシンプルで無骨。正直、おしゃれとはいえないかもしれません。
だけど、その小さいボディには魅力がいっぱい。使いやすくて、どんな場面でも活躍してくれるすごいやつなんです。
第一印象は地味だったけれど、実際に使ってみるとその機能性の高さに驚かされた1冊でもあります。
今回は、そんなちょっと変わったノート「測量野帳」について解説していきます。
測量野帳とは

コクヨが販売するノート「測量野帳」は、元々は名前の通り測量現場で使うために作られたもの。
屋外での使用を想定しているため、頑丈でハードな使い方にも耐えうる作りをしています。
50年以上の実績を持つ、ロングセラーなノートでもあります。長く変わらずに愛されている逸品なのです。
そんな「専門家向け」だからこそ、機能性が高く一般用途での人気も高まっているんです。
測量野帳の特徴
専門家だけでなく一般の方にも愛される測量野帳とはどんなノートなのか、
- 外観
- 中身
- 紙質
の3項目に分けて深掘りしていきます。
外観
まずは測量野帳の外観を見ていきましょう。
表紙

表紙はハードカバー。かなり頑丈で、ラフに扱っても折れたりしません。
この表紙のおかげで、現場で立ったまま筆記することが可能に。
もちろん一般用途でも、机がなくてもいつでも書けるのでメモ帳としてとても便利です。
サイズ

測量野帳のサイズは160×91mm、厚みは6mm。
ポケットに収まるコンパクトさです。
手に持ったときの収まりもちょうど良く、携帯性が高いのが特徴。
カラー

測量野帳のカラーは深緑色。
長年この1色展開でしたが、近年では以下のようなポップなカラー展開も登場しています。
- ウォームホワイト
- チャコールブラック
- サルファーイエロー
- グレイッシュブルー
一般向けにも人気が出てきたため、このようなカラーが増えたのかなと思います。パステル調のやわらかい色味で、ノートとして持っていてかわいらしい雰囲気です。
中身
次は中身について。現場での使いやすさが重視されています。
フォーマット
測量野帳のフォーマットは、以下の3種類があります。
- レベル
- トランジット
- スケッチ
レベルとトランジットは、現場での用途に合わせた図表のようなフォーマット。

わたしが愛用しているのはスケッチで、こちらは普通のノートとして扱いやすい3mm方眼となっています。
罫線は水色で、程よく主張するカラー。使っていて邪魔になりすぎません。
ページ数
測量野帳のページ数は40枚。
薄さと軽さを重視しているため、ページ数は少なめ。とはいえ一般的なノートと同じくらいではあるので、少なすぎるということはありません。
紙質

紙はコシがあります。書き心地はなめらかで、インクを吸いやすい印象。
実際にいくつかの種類のペンで試し書きしてみた様子がこちら。


今回の試し書きでは、すべてのペンで裏抜けすることはありませんでした。しかし以前万年筆で書いたとき、がっつり裏抜けしてしまったことがあります。
油性ボールペンやシャープペンなど、相性の良いペンを使うことをおすすめします。
実際に使ってわかったこと
わたしは測量野帳を「なんでも書くノート」として数ヶ月間使ってきました。時系列で、その日あったことや考えたことなどをジャンル関係なく書いていくという使い方です。
使い方についてはこちらの記事で話しています。

そのため、思いつきがあったらいつでも書ける状態にしておきたい。
測量野帳は、そんな「常に携帯する」という使い方に最適なノートでした。
実際に活用してみて感じた、魅力を4つ挙げていきます。
魅力
まずは、使っていてここがいいと思ったことから。
薄くて軽い

測量野帳は、その薄さと軽さから携帯性がとにかく高い!
どんなバッグにも、なんならポケットにだってスッと入るサイズ感。
実際、作業着のポケットに収まるよう設計されているそうです。現場での利便性をとことん追求している姿勢に惚れちゃいますね。
丈夫
屋外での使用に耐えられるノートなので、その丈夫さは折り紙付きです。
ハードカバーの表紙は、どれだけラフに扱っても耐えてくれそうな頑丈さ。使っていて、このノートなら大丈夫という安心感をひしひしと感じます。

また、360度折り返して使うこともできます。これも製本がしっかりしているからこそ。
この丈夫さのおかげで、片手で持って書きやすい。とにかく強いノートなんです。
価格が安い
現時点でのヨドバシ.comでの価格は257円(税込)。
ノートとしてはもっと安いものも確かにあるけれど、ここまで書いてきたように高い機能性を持ったこのノートがこの価格なら「安い」と言えるとわたしは思います。
高品質でコスパの良いノート、それが測量野帳なのです。
使いやすい3mm方眼

わたしが愛用している「スケッチ」は、3mm方眼。方眼といえば5mmが一般的な中、これは珍しいフォーマットではないでしょうか。
この3mmというのが絶妙だと感じています。
- 小さめの文字で1行おきに書く
- 2行を使って6mm幅として書く
- 図表やイラストを書く
わたしはこのような使い方をしてきました。
薄い水色の3mm方眼は、自由に紙面を使うガイドとなってくれるのです。
欠点
次に、使っていくうちに少しだけ気になったこと。
裏抜けしやすい
測量野帳の紙は裏抜けしやすいものとなっています。
そのため、使いたいペンが裏抜けしてしまう物の場合は相性が悪いノートかもしれません。
特に万年筆での筆記は想定されていないと思われるのでご注意を。わたしは以前万年筆で書いて、ひどく裏抜けしてしまって後悔した経験があります……!
- 油性ボールペン
- ゲルインクボールペン
- シャープペンシル
このあたりが裏抜けしにくい相性の良いペンとなっていて、快適に筆記できます。
使う際は、まずペンとの相性を確かめてからにしてくださいね。
表紙が剥げることがある

タフさが売りの測量野帳ですが、ハードに使っているとどうしても出てくる問題があります。
それが、角の塗装が剥げてしまうこと。
作りは丈夫なのでノート自体が壊れてしまう心配はないのですが、見た目だけはどうしても使用感が出てきてしまいます。
この「使った感」も味の1つとわたしは捉えていて、たくさん使ったなあと愛着が湧きます。が、気になる方は気をつけて使ったほうがいいかもしれません。
測量野帳はこんな人におすすめ
測量野帳は、次のような人におすすめです。
- 小さいノートが好きな人
- 持ち歩き用のノートを探している人
- 気軽にガシガシ使いたい人
- 思いつきをすぐ書きたい人
「きれいにまとめる」よりも「まず書く」を大事にしたい人に、特に向いているノートだと感じています。
おわりに
薄さと軽さ、そしてタフさを兼ね備えた最強ノート、それが測量野帳です。同サイズの他のノートと比べても、これを両立しているものはめずらしいです。
わたしのように、いつでも持ち歩いてサッと書きたいという用途にぴったりなノートだと思います。
小さいけれど、頼りになる。手軽に手に入りますし、気になる方は一度気軽にお試しあれ!
小さいノートの魅力については、こちらの記事で詳しく紹介しています。「なぜ小さいノートが使いやすいのか?」という点も掘り下げているので、あわせて読んでみてください。



コメント