「万年筆」というものに、どんなイメージを持っているでしょうか。以前のわたしは「高級なもの」「敷居が高いもの」という印象を抱いていました。
使ってみたいけれど、ハードルが高いと感じる方も多いかと思います。
しかし、そんな思い込みを覆してくれる万年筆が存在します。
それが、プラチナ万年筆の「プレピー」。
万年筆の入門にぴったりで、初心者にもやさしい万年筆なんです。
プレピーの特徴
プレピーを一言で表すなら、とにかく安価な万年筆。気軽に使える設計で、安いけれど高性能な一品です。
- 仕様
- デザイン
これらの面から、その特徴を解説します。
仕様
まずは簡単に仕様を解説します。
太さ
プレピーのペン先の太さは、以下の3種類。
- EF(極細)
- F (細)
- M (中)
安価なため、気軽に試して自分に合った太さを見つけることができるようになっています。
インクの表情を楽しみたいなら細〜中、細かく字を書き込みたいなら極細を選ぶと使いやすいです。
まずは気軽に試してみることをおすすめします。
ペン先

プレピーのペン先は、ステンレス。
かためで安定感がある、クセの少ない書き心地が特徴の素材。ペン先のしなりは少なく、筆圧による変化が出にくいです。
万年筆初心者と相性の良いペン先といえます。
キャップ

キャップは嵌合式(かんごうしき)。いわゆる、カチッと開け閉めするタイプです。
万年筆はねじ式のキャップも多い中、嵌合式は手軽に開け閉めできるので扱いやすくなっています。
インク方式
- カートリッジ式
- コンバーター式
プレピーは、このどちらにも対応しています。

カートリッジは、好きなインクを選んでそれを挿すだけなので最も手軽な使い方。初めて万年筆を使う場合、まずはカートリッジインクから使うことになるかと思います。
コンバーターでインクをビンから吸入して使うことも可能です。別売りのコンバーターを用意する必要はありますが、もし「このインクを使いたい!」と思うものがあればそれにも対応可能です。
スリップシール機構
プレピーには、プラチナ万年筆独自のものである「スリップシール機構」が搭載されています。
これはインクが乾くことを防ぐ特殊な機構のこと。
キャップをしめた状態でカートリッジインクを差し込んだまま1年放置しても、インクが乾かないという優れた性能を誇ります。
デザイン
次は、プレピーの外観について見ていきましょう。
カラーバリエーション
プレピーのボディはいくつかカラーバリエーションがあります。
- ブラック
- ブルーブラック
- レッド
- ピンク
- バイオレット
- グリーン
それぞれボディと同じ色のカートリッジインクが付属しています。そのため、使いたいインク色で選ぶことをおすすめします。
このほかにも、
- クリスタル
というボディも存在します。クリア軸で、自分で選んで入れたインクのカラーを外観からも楽しむことができるもの。

わたしが愛用しているのはこのクリスタルです。吸入したインクが見えるため、何本か同時に使うときも判別しやすく便利だし、何よりクリアカラーのボディはかわいいのです。
プレピーを選ぶべき3つの理由
万年筆初心者がまずプレピーを選ぶべき、とわたしが考える理由を3つ挙げます。
コスパが良い

プレピーの魅力として1番に上げられるのは、そのコスパの良さ。
- 1本660円(税込)
という、万年筆としては破格の安さ。普通のペンと同じ感覚で気軽に手が出せる万年筆なんです。
1000円出してお釣りが帰ってくる万年筆は多くなく、手に取りやすい価格帯となっています。
万年筆を使ってみたいけれど、ハードル高く感じてなかなか手が出せない。そんな悩みを抱えているならば、試しにプレピーを1本買ってみることをおすすめします。
万年筆というものがどんなものか知るために、まずは使ってみる必要がありますよね。この価格なら失敗を恐れず挑戦できると思います。
手入れが簡単

先述した「スリップシール機構」のおかげで、プレピーはインクが乾いて固まる心配がほとんどありません。
多くの万年筆は、数日使わずに放置するとインクが固まって出なくなってしまいます。
初めて万年筆を使い始めるときの懸念点として、「毎日使えるか」というのがあるかと思います。一度インクを入れたら、乾かないように毎日使う必要があるからです。
その点、プレピーはその心配が必要ありません。継続して使うことができなくてもインクが乾かないので、「定期的につかいつづけられるかな?」と自信がない方でも安心して使い始められるのです。
インクが一度固まってしまうと、洗浄が大変です。プレピーは手入れの面から見てもこれから初めて万年筆を使ってみる初心者にぴったりの1本だと言えます。
日常使いにちょうどいい

プレピーは、その安さから気軽に扱いやすい万年筆となっています。
高価な万年筆は使うときに少し緊張しますが、1本660円なら気兼ねなく使えますよね。
だから、日常使いとして気軽に万年筆を使ってみたいという用途に最適なものだと思うのです。
クリップもついていて、手帳やノートに挿して持ち歩くという使い方もできます。
書くことを丁寧に楽しむというより、生活になじむ手軽で身近な万年筆と言えるでしょう。
実際に使って感じたこと
ここからは、わたしがプレピーを実際に使ってきて感じたことをまとめていきます。
書き心地

プレピーは、安いからといって性能が低いわけでは決してありません。むしろクオリティは高いと、実際に使っていて感じています。
まず、書き心地のなめらかさ。わたしはF (細)を使うことが多いのですが、万年筆特有の力を入れなくてもスルスルとかけるスムーズな筆記が可能です。
使っていていつも、価格以上のクオリティだと感心してしまいます。
個体差も少なく、今まで何本も買ってきましたが、インクのでが悪いなどのイマイチな個体に当たったことは一度もありません。
安くて高品質な、安心して使える信頼している一品です。
用途

わたしは毎日、夜寝る前に簡単な日記をつけています。マイブックという手帳に、
- 今日やったこと
- 今日よかったこと
を箇条書きで書き出しているのですが、これにプレピーを使っています。
今はブラックのインクカートリッジを使っていますが、裏抜けもせず快適に使えています。
手軽さ

プレピーは高品質ながら安くて手に取りやすい。
そのおかげで、何本も揃えるという楽しみ方をすることもできます。
わたしはブラックカートリッジ以外に好きな色のインクを入れたプレピーも用意していて、気分によって使い分けたりしています。
何本も揃えるという手軽な楽しみ方ができるのは、プレピーの安さのおかげです。
ただし、その代わりに高級感はありません。安価なので当たり前ですが、所有欲を満たすような重厚感あふれるデザインを求める方には向いていないと思います。
わたしのように、万年筆を生活の中で気軽に使いたいという場合にはぴったりです。
おわりに
- 万年筆を初めて使いたい
- 手軽に万年筆を使いたい
- インクを楽しみたい
こんな方には、プラチナ万年筆のプレピーがぴったり。
いきなり高い万年筆を買わなくても、プレピーであれば充分にその魅力を知ることができます。
万年筆にチャレンジしてみたいという方の最初の一本にぴったりなプレピー。ぜひここから、気軽に万年筆のある生活に挑戦してみてください。
プレピー以外にも入門におすすめな万年筆を紹介している記事はこちら。

入門から一歩進みたい方には、キャップレス万年筆もおすすめです。



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